Daily Post Aug 3 2025JP

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Gophishってどんなツール?

Gophishは、いわば「サイバーセキュリティ版の防災訓練ツール」です。企業や団体が、社員を狙ったフィッシング詐欺のシミュレーションを行い、その手口や危険性を学ぶために使います。2016年に登場して以来、今では多くの専門家や組織で広く使われています。
このツールを使えば、本物そっくりのメールやウェブサイト(偽のログイン画面など)を簡単に作ることができます。メールが送られてから、誰がクリックしたか、どのくらい情報が入力されたかまで、すべて記録・分析できるので、社員のセキュリティ意識をデータで把握できます。
そして何より素晴らしいのが、MITライセンスという非常に自由なライセンスで公開されている点です。つまり、誰でも無料でダウンロードして使え、自分の目的に合わせて自由に改造することもできます。このおかげで、費用を気にせず、コミュニティの力を借りて常に進化し続けています。
具体的に何ができるの?
Gophishの使い方はとてもシンプルです。
- 「キャンペーン」の作成: まず、訓練の目的を決め、テスト対象となる社員のグループを選びます。
- メールテンプレートの作成: 受信者の名前や部署名などを自動で差し込める機能があり、ドラッグ&ドロップで簡単にメールのデザインができます。まるで本物の社内連絡のように見せかけることが可能です。
- 偽のウェブサイト(ランディングページ)の作成: 本物そっくりのログイン画面などを簡単に作れます。社員がクリックしてしまった後、どんな行動をとるか(例:パスワードを入力するか)を記録します。
- 結果の分析: 訓練が終わると、ダッシュボードでクリック率や認証情報の入力率などを一目で確認できます。これらのデータは、CSV形式でエクスポートすることも可能です。
なぜ多くの企業に選ばれるの?

特に中小企業にとって、Gophishは非常に価値のあるツールです。
- コストがゼロ: 通常、このようなツールは高額なライセンス料がかかりますが、Gophishは無料です。サーバーの維持費や人件費はかかりますが、これは最小限に抑えられます。
- データの完全管理: Gophishを自社のサーバーにインストールして使うので、訓練で得られた社員のデータが外部に漏れる心配がありません。個人情報保護の観点からも安心です。
- 柔軟なカスタマイズ: ソースコードが公開されているので、自社のニーズに合わせて自由に機能を加えたり、既存のシステムと連携させたりできます。APIを使えば、訓練の自動化も可能です。
- コミュニティのサポート: 世界中の利用者が集まるコミュニティがあり、テンプレートやノウハウが共有されています。困ったことがあれば、フォーラムなどで助けを求めることもできます。
中小企業にとってのメリット
多くのデータ侵害は、フィッシング詐欺から始まります。しかし、中小企業にはセキュリティ専門の部署や高額なツールを導入する予算がないことが多いのが現実です。
Gophishを使えば、たとえ少人数のITチームでも、定期的に質の高い訓練を実施できます。
- データに基づく改善: どの部署の社員が騙されやすいか、どんな手口に弱いかがデータでわかるので、弱点をピンポイントで補強する研修を計画できます。
- 攻撃手法への対応力向上: 悪質な添付ファイルやなりすましなど、様々な詐欺の手口をシミュレーションできるため、社員は幅広い攻撃に対応できるようになります。
- 信頼性の向上: 社内外に対し、「私たちはセキュリティ対策を真剣に行っています」という姿勢を示すことができます。
Gophishは、社員のセキュリティ意識を高め、企業をサイバー攻撃から守るための強力な味方と言えるでしょう。
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